逆転裁判



1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:03:18.791 ID:Djj7+UuF0.net

裁判長「これより、フリーザ様の法廷を開廷します」

御剣「検察側、準備完了している」

成歩堂「………………その、異議があるんですけど……。なんですか? そこにいる、見るからに怪しい人は」

成歩堂「肌がところどころ紫色で、不気味なんですけど……なんか尻尾も生えてるし……」

フリーザ「おやおや、地球人は外見だけでなく礼儀の無さもサイヤ人そっくりということでしょうか」

フリーザ「このわたしをつかまえて『不気味』などと……よほど死にたいようですねぇ」

御剣「異議あり! 成歩堂、ふざけているのか? フリーザ様は、貴様の依頼人ではないか!」

成歩堂「まあ……そう、みたいだけど」

御剣「それに、肌の色の件は差別発言だ。デリカシーに欠ける」

裁判長「同感です。弁護側は無意味に被告人を貶めないように」

成歩堂「は、はぁ……スイマセン」

真宵「わー! フリーザ様だ! ナルホドくん! フリーザ様だよ! 後でサイン貰おうよ!」

成歩堂「えっ、真宵ちゃんはあの変な人知ってるの?」

真宵「当たり前だよ! 有名人だもん! むしろ知らないナルホドくんがおかしいんだよ」






6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:09:07.315 ID:Djj7+UuF0.net

裁判長「それで、弁護側は準備を終えているということでよろしいですか?」

成歩堂「はぁ、えっと。はい。たぶん、一応、大丈夫……だと思います」

御剣「ふん……相変わらず、いい加減だな。『たぶん、一応』とは」

成歩堂(しょうがないだろ! 急に呼び出されてきてみたら、わけもわからないまま弁護を頼まれたんだから!)

裁判長「それでは御剣検事。冒頭弁論をお願いします」

御剣「被害者は地球人のクリリン氏。事件現場はSU83・9045YX地点の異星・ナメック」

御剣「被害者はそこで爆発し、木端微塵になったと聞いている。惨い最期だったようだ」

御剣「被告人・フリーザ様は、事件当時、ナメック星の現場にいた」

御剣「検察側は被告人が被害者を爆殺したと証言する証人を用意している」

成歩堂「異議あり!」

裁判長「……な、なんですか! 急に!」

御剣「なんのつもりだ、成歩堂。冒頭弁論の最中だぞ」

成歩堂「いや、その、ナメック星って……どこですか? 聞いたことないんですけど」






9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:14:29.130 ID:Djj7+UuF0.net

御剣「説明を聞いていなかったのか? SU83・9045YX地点と言ったはずだ」

成歩堂「えっと、それは……」

真宵「ナメック星人が暮らす惑星だよ! まさかナルホドくん……ナメック星、知らないの?」

成歩堂「な、なめっく……? つまり、そこのフリー・ザサマさんは、ナメック星からきたナメック星人……?」

真宵「違うよ! フリーザ様はフリーザ様!」

成歩堂「フリー・ザサマさんはナメック星人じゃないの?」

真宵「そうだけど……もうっ、じれったいなぁ! フリーザ様は、『フリーザ』が名前なの!」

成歩堂「えっ、つまり、御剣たちは被告人を『様』付けで呼んでるってこと?」

御剣「当たり前だ。フリーザ様だぞ」

裁判長「フリーザ様はフリーザ様です。当たり前でしょう」

成歩堂(当たり前なのか……)






10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:17:13.480 ID:1UR661kWp.net

これはナルホドが悪い






8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:11:39.301 ID:9Sn1lEv80.net

被告でも様は付けるのかw







11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:20:44.499 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂(皆で呼び捨てにしてるから変だなぁと思ってたけど……まさか敬称だったとは……そんなに偉い人なのか?)

御剣「とにかく、被告人の有罪に疑いの余地は無い。検察側の見解は揺るがないと断言する」

裁判長「なるほど、それでは始めてもらいましょう」

御剣「承知した。さっそく、証人を入廷させていただこう。犯行の目撃者である、孫悟空氏」

悟空「ん? オラか?」

成歩堂(よかった……ちゃんと人間っぽいぞ……)

御剣「証人、名前と職業を」

悟空「オス、オラ悟空。職業つっても、オラ仕事なんかやってねえしなぁ」

成歩堂「つまり……無職ですか」

真宵「きゃー! 悟空だよ! ナルホドくん! 夢みたい!」

成歩堂「えっ、あの人も有名人なの? 無職なのに?」

真宵「もう! ナルホドくんは世間知らず過ぎだよ! ピッコロ大魔王を倒した英雄を知らないだなんて!」

成歩堂「ごめん……そのピッコロ大魔王とかいう人からして初耳なんだけど……犯罪者かなにか?」

御剣「孫さん。貴方が目撃した犯行について証言してもらいたい」

悟空「クリリンが死んじまったときのことを言えばいいんだろ?」






14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:26:54.364 ID:Djj7+UuF0.net

証言開始

悟空「オラ、ナメック星でフリーザと戦ってたんだけどよ」

悟空「こいつめちゃくちゃつえーんだ。とっておきの元気玉も耐えちまったからなぁ」

悟空「ピッコロがやられて、オラやべえと思って悟飯たちを逃がそうとしたんだ」

悟空「だけどフリーザがクリリンまで粉々にしちまったんだ!」

悟空「さすがのオラも怒ったぞ」

御剣「……と、いうわけだ」

裁判長「ふぅむ。決定的な証言に思えますな」

真宵「うう……フリーザ様、本当にクリリンさんを殺しちゃったのかな」

成歩堂「……頭が痛い」

真宵「どうして? 風邪気味?」

成歩堂「聞きなれない単語のオンパレードだったから……だいたい、証言に出てきたピッコロって人は悪い人なんじゃないの?」

真宵「ピッコロさんはマジュニアの方だよ。ピッコロ大魔王は悟空さんが倒したじゃん。やだなー、ナルホドくん。アハハ」

成歩堂「アハハ……」

成歩堂(ほんとにやだよ……もう)






18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:32:31.459 ID:Djj7+UuF0.net

裁判長「それでは、成歩堂くん。尋問をしてもらいましょう」

成歩堂「はあ……」

成歩堂(わからないことだらけだけど、こうなりゃヤケだ。いつもみたいに、ハッタリを通してやる)


悟空「オラ、ナメック星でフリーザと戦ってたんだけどよ」

成歩堂「待った! 『戦ってた』? それはゲームか、あるいはスポーツの話でしょうか」

悟空「げえむ? なんだそれ、うめえんか?」

成歩堂「えっと……ゲームはゲームですけど……」

御剣「証人と被告人は当時、ナメック星で殴り合いをしていた」

成歩堂「え!? な、殴り合い!?」

成歩堂(物騒な単語が出てきたぞ。この孫って人、穏やかそうな人なのに……ん?)

成歩堂「殴り合いをしていたのは被告人と証人……なのに、実際に殺されたのは別の人だったんですか?」

御剣「そういうことだ。証人、続きを」

悟空「ああ」






20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:35:10.457 ID:RvV2qqb20.net

全部ゆさぶるのかww






19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:34:54.570 ID:S3SkBe8o0.net

台詞回しが細かくていいな






21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:36:49.343 ID:MJcmswaqa.net

BGMが脳内再生される



https://youtu.be/PDjNsH0o7sM






22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:39:24.506 ID:Djj7+UuF0.net

悟空「こいつめちゃくちゃつえーんだ。とっておきの元気玉も耐えちまったからなぁ」

成歩堂「待った! 元気玉……というのはその……なんですか?」

真宵「オラに元気を分けてくれぇ!」

成歩堂「なんだよ急に。悪いけど、無理だよ。事務所の経営苦しくて、むしろこっちが分けてほしいくらいで……」

真宵「違うよ! 『現金』じゃなくて『元気』! 自然や動物から元気を分けてもらって放つ、大技だよ!」

成歩堂(技の名前だったのか……)

御剣「当時、宇宙中から集めた元気によって、元気玉の大きさは数十メートルに及んだらしい」

裁判長「それは規格外です!」

成歩堂(そもそも、規格が分からない……)

御剣「被告人はその元気玉を耐えた。さすが宇宙の帝王ということだろう」

真宵「すごいなぁー。さすが宇宙の帝王。ナルホドくんも法曹界の帝王を名乗ろうよ!」

成歩堂(ものすごく恥ずかしいぞ。それ……)

御剣「被告人が元気玉を耐え抜いたことで、場の流れは急変した。証人、続きを」






24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:45:46.151 ID:Djj7+UuF0.net

悟空「ピッコロがやられちまって、オラやべえと思って悟飯たちを逃がそうとしたんだ」

悟空「だけどフリーザがクリリンまで粉々にしちまったんだ!」

成歩堂「待った! 粉々にした……爆弾を使ったんですか? その巻き添えでクリリンさんは……」

悟空「クリリンは爆弾ぐれえでやられたりしねえぞ。フリーザのやつがやったんだ」

成歩堂「は、はい。ですから、フリーザさんがクリリンさんを粉々にしたんですよね?」

成歩堂「人ひとりを粉々にするには、爆弾を使うぐらいしか方法は無いと思うんですが……」

御剣「異議あり! 成歩堂、貴様、無意味な反論で時間稼ぎをするつもりか……!?」

成歩堂「えっ、そ、そんなつもりは」

御剣「フリーザ様は星ひとつ破壊できるほどの戦闘力の持ち主だ! 人ひとりぐらい、朝飯前に決まっている!」

成歩堂「ぐはぁっ!」

成歩堂(星ひとつ破壊できるって、馬鹿みたいなことを自信満々に言い切られちゃったぞ……!)

裁判長「ふうむ、どうやら、弁護側には証人の証言を崩すだけだけの材料が無いようです」

成歩堂「ぐぐ……」

成歩堂(まずいな。このままだと意味も分からないまま負けてしまう……!)






25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:46:47.959 ID:RvV2qqb20.net

フリーザって法で裁けるの?






33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:06:44.453 ID:5UmhNP5Y0.net

そもそもフリーザ様は日本人じゃないし
事件も日本で起こったわけでないから日本の法律で裁けないのでは(ボソ
本編でも何度か問題になったような






27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:50:37.350 ID:YEenwKRP0.net

フリーザ様が法






28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:50:46.330 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「ちょっと、よろしいですか?」

御剣「む……?」

成歩堂「フリーザさん?」

フリーザ「さきほどから聞いていれば、皆さん、そこにいる猿の発言を頭から信じているようです」

成歩堂(猿って……孫さんのことか? 酷い言いようだな……僕にはこの人の方が猿に見えるけど……)

裁判長「証人は宣誓を済ませています。証言に虚偽は無いという前提で進めていますが……」

フリーザ「前提でしょう? つまり、孫悟空が嘘をついている可能性もあるということです」

御剣「当然、証人が証言を偽っている可能性はある。だが、その可能性を指摘するなら、成歩堂……」

御剣「孫さんが嘘をついていると言い切る根拠があるんだろうな!」

成歩堂「………………え? いや、僕は何も」

裁判長「どうなんですか! 成歩堂くん!」

真宵「どうなの!? ナルホドくん! あの悟空さんが嘘をついてるなんて、そんな酷いこと!」

成歩堂(僕は何も言ってないのに!)

成歩堂(と、とにかく手持ちの証拠品から何か探してみるか……)

成歩堂(……駄目だ! 思った通り、ろくな物が無い!)






29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 20:57:41.223 ID:Djj7+UuF0.net

御剣「どうなんだ! 成歩堂!」

悟空「オラ、嘘なんかついてねえぞぉ」

成歩堂(まいったな……フリーザさんが勝手なこと言うから……)

フリーザ「まったく、貴方は弁護人だというのに、おバカさんですねぇ」

成歩堂「はぁ、すいません……」

フリーザ「しっかりしなさい。もしわたしが有罪になれば、その時は容赦なく殺しますよ?」

成歩堂(今の時点で脅迫罪で有罪じゃないだろうか……)

真宵「ナルホドくん! はやく反論しないと!」

成歩堂「う、うん……真宵ちゃんはどっちの味方なんだよ……」

真宵「うーん、どっちだろう」

成歩堂(そこは迷いなく僕の味方だと言ってほしかったな……)

成歩堂(それにしても、情報が少なすぎる。貰った資料だってペラペラで、内容もほとんど……」

成歩堂(……ん? 目撃者の名前……カカロット? あれ、孫さんじゃない?)

裁判長「やはり、弁護側に反論は無いようです。それでは、これで証言を……」

成歩堂「異議あり!!!」






32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:02:00.247 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂「孫さん……貴方、この法廷へ召喚された時に、名前と職業を述べましたね?」

御剣「無職だからなんだと言うのだ!」

真宵「そうだよ! 無職でも世界を救ってる無職だから良い無職だよ!」

成歩堂「い、いえ、僕が言いたいのはそういうことではなく……孫さん、もう一度、貴方の名前を言ってください」

悟空「オラの名前か? 孫悟空だけど」

成歩堂「異議あり! それは有り得ないんですよ……なぜなら、資料に書かれている目撃者の名前!」

成歩堂「『カカロット』と書かれているじゃないですか! ほら! 孫悟空じゃない!」

成歩堂「これはどういうことですか! 裁判長! 孫さんは目撃者ではない可能性が……!」

御剣「……」

裁判長「……」

成歩堂(……あれ、なんだこの空気)

真宵「はぁ……ナルホドくん。無知って罪だよね」

成歩堂(ま、真宵ちゃんに無知って言われた……これはかなりショックだな……)

御剣「まったく問題無い。孫悟空は地球での名前、カカロットは惑星ベジータで名付けられた名前だからだ」

成歩堂「わ、わくせいべじーた……?」






34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:07:34.563 ID:Djj7+UuF0.net

御剣「証人・孫悟空さんは地球育ちではあるが、元々は惑星ベジータのサイヤ人だ」

御剣「書類上、本名である『カカロット』と明記したが、彼は『孫悟空』という名で通っているのだ」

成歩堂「つ、つまり……カカロットと孫悟空は同一人物で、フリーザさんと同じく宇宙人であると……?」

御剣「そういうことだ」

成歩堂「そ、そんな……ばかなあああああああああああああああああああッ!!!!!!!!」

真宵「ナルホドくん恥ずかしいなぁ。事務所の評判落ちちゃうよ」

成歩堂「だ、だって……惑星ベジータなんて知らないし……だいたいサイヤ人って……」

裁判長「……弁護人の反論は以上ですか?」

成歩堂(うう……殺されてしまう……)

フリーザ「異議を唱えなさい、弁護人」

成歩堂「え、でも……他に反論の余地は……孫さん、良い人そうだし……」

フリーザ「先ほども言いましたが、孫悟空が本当のことを言っていると決めつけている彼らはおバカさんです」

フリーザ「私に証言させなさい。検察側へ異議を唱えるチャンスを与えましょう。もし、そのチャンスを逃せば……」

フリーザ「この星ごと、あなたを消し去りますよ? ホッホッホ」

成歩堂(スケールが大きすぎて不思議と恐怖を感じない脅しだな……)






35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:08:55.993 ID:9x3A888m0.net

フリーザ様第一形態でミカン箱に乗ってそう






36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:12:27.846 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂「裁判長! 弁護側は、被告人の証言を求めます!」

裁判長「被告人の?」

成歩堂「今回の事件は極めて特異です。物的証拠が少なく、争点が証言に偏っている」

成歩堂「検察側の用意した証人の証言のみで判決を下すのは、フェアとは言えないのではないかと!」

裁判長「むう……いかがですかな? 御剣検事」

御剣「問題ない。検察側は被告人の証言を認める」

裁判長「それでは、被告人。証言をお願いします」

フリーザ「ホーッホッホ。良いでしょう」






37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:13:31.465 ID:5UmhNP5Y0.net

発想を逆転させるんだ
証人が本当のことを言っているかどうかを疑うのではなく
依頼人が本当のことを言っているかどうかを疑うんだ






38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:14:12.653 ID:+vXd2ibYd.net

部下が残ってれば証言してもらって余裕だったのに






40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:17:30.120 ID:Djj7+UuF0.net

証言開始

フリーザ「わたしは孫悟空の言っていることはすべて嘘っぱちだと思いますがねえ」

フリーザ「何故なら、わたしはあの地球人を殺してなどいないのですから」

フリーザ「つまり、孫悟空は嘘をついているということです。私を陥れるために」

フリーザ「そう思う根拠ですか? 当然、ありますよ」

御剣「英雄である孫さんが嘘をついているだと……?」

裁判長「にわかには信じがたいですな」

成歩堂「たしかに、人が好さそうですからね。孫さん」

御剣「のんきなことを言っている場合か、成歩堂。この証言は貴様が言い出したことだぞ」

成歩堂「うっ……わかってるよ」

裁判長「それでは、尋問を始めてください」

成歩堂「はい」






42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:24:41.885 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「わたしは孫悟空の言っていることはすべて嘘っぱちだと思いますねえ」

フリーザ「何故なら、わたしはあの地球人を殺してなどいないのですから」

成歩堂「待った! あの地球人……つまり、クリリンさんを殺していないと?」

フリーザ「ええ。当然です」

成歩堂「本当ですか?」

裁判長「貴方が疑ってどうするんですか!?」

成歩堂「い、いや、それはそうなんですけど……」

フリーザ「そもそも、私が彼を殺す動機などありません」

フリーザ「戦っていた孫悟空ならまだしも、何故それを傍観していた地球人を殺す必要があるのでしょう」

成歩堂「……たしかに、喧嘩の仲裁をした人が被害を受ける話は聞いたことあるけど」

御剣「被害者は観ていただけだ。これは孫さんも同様に証言している」

成歩堂「なるほど……。続きをお願いします」






43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:30:17.841 ID:tFmTs+A/0.net

これで何でまず殴り合いしてたことが問題にならないのか……おや、誰か来たようだ






44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:30:53.764 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「つまり、孫悟空は嘘をついているということです。私を陥れるために」

成歩堂「待った! 貴方を陥れるために……?」

フリーザ「ええ。地球人殺しの罪を、なすりつけようとしたのです」

成歩堂「なすりつける、ということは、クリリンさんを殺したのは孫さんだということになりますが……?」

フリーザ「わたしはそう思いますがね。あいにく、決定的な証拠はありません」

成歩堂「ピッコロさんに大けがを負わせたのも、孫さんだと?」

フリーザ「だと思いますよ?」

成歩堂「どうして、貴方を陥れるためにわざわざクリリンさんを殺す必要があったのでしょう」

成歩堂「戦っていたのなら、孫さんは貴方を倒すことに集中すべきだと思いますが」

フリーザ「先ほどの証言で言っていたでしょう? 元気玉が効かなかったと」

フリーザ「恐らく、孫悟空はこのわたしに勝てないと確信し焦ったのでしょうねぇ」

フリーザ「そこで、咄嗟に付近で傍観していた地球人を殺し、その罪を私に着せようとした」

成歩堂「直接殺せないなら、社会的に殺す……ということでしょうか」

フリーザ「ええ。そのとおり」






46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:37:44.555 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂「その話が本当だとして……クリリンさんが目の前で突然爆発して、驚いたんじゃないですか?」

フリーザ「それはもう。わたしが動揺していると、孫悟空が『オラ怒ったぞー』などと言いながら、わたしを宇宙船に乗せたんです」

成歩堂「宇宙船に?」

フリーザ「そのまま地球に連れて行かれ、警察に突きだされました」

成歩堂「はぁ……怒っているわりには冷静な対処をされたんですね。孫さん」

御剣「その点に関しては孫さんから証言を得ている」

御剣「『怒りで我を忘れ被告人を殺そうと考えたが、息子に説得されたので警察に身柄を引き渡した』のだそうだ」

御剣「正しい判断と言えるだろう。復讐とはいえ、殺人は殺人だ。許される行為ではない」

成歩堂「それは……しっかり者の息子さんですね」

フリーザ「実際は演技でしょう。自分で殺しておきながら、その行為に怒るとは、滑稽ですねぇ」

御剣「孫さんが演技をしていたという根拠は無い!」






47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:39:29.371 ID:RvV2qqb20.net

おとなしく連行されたのか






48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:41:51.162 ID:ivpR+7Zi0.net

伝説の超サイヤ人相手ではさしものフリーザ様も抵抗できずに連れられてきてしまったんだろう






50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:44:11.184 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「そう思う根拠ですか? 当然、ありますよ」

成歩堂「待った! 根拠、あるんですか?」

フリーザ「ええ。当時、わたしが孫悟空と戦っていたことは、何度も言いましたね?」

成歩堂「はい。殴り合っていたとか」

フリーザ「それはもう、激しい戦いでした」

成歩堂「取っ組み合ったりしたんですか?」

フリーザ「そのようなぬるいものではありません。撃ち、飛ばし合い」

成歩堂(何を撃って何を飛ばしてたんだろう……)

フリーザ「その時、わたしは何度か孫悟空の頭を打ちつけています」

成歩堂(それって殺人未遂じゃないか……?)






51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:51:22.899 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「おそらく、その衝撃で本来の彼に戻ってしまったのでしょう……」

成歩堂「本来の彼? それはどういうことですか?」

フリーザ「ご存じないのですか? サイヤ人は、凶暴な戦闘民族だということを」

成歩堂「え、そうなの?」

真宵「うん。惑星ベジータのサイヤ人は他の星を襲って財を成す極悪非道な種族なの」

成歩堂「へぇー……孫さんはとてもそんな凶暴な人には見えないけど……」

真宵「悟空さんは特別なんだよ。たしか……幼い頃に頭を打って、性格が変わったんだってさ」

フリーザ「ええ、その通り。私も宇宙船の中で孫悟空本人から聞きました。頭を打ったことで性格が変わったと」

真宵「……あっ、ナルホドくん! も、もしかして!」

成歩堂「頭を打って性格が……?」

御剣「ま、まさか……!」






52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:54:24.542 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「どうやら、分かったようですねえ。今回、わたしとの激しい戦いの中で頭を打ちつけた孫悟空は……」

フリーザ「かつてのように、本来の凶暴なサイヤ人としての本能を、取り戻してしまったのです!」

裁判長「なっ」

御剣「なっ」

成歩堂「なんだってええええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!!」

ザワザワザワ

裁判長「静粛に! 静粛に! 」






53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 21:58:07.628 ID:v1gcOTqO0.net

木槌を叩くシーンが目に浮かぶwww






54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:00:58.014 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「先ほどから聞いていれば、英雄? 人が好さそう? とんでもない!」

フリーザ「サイヤ人は凶暴で、残虐な種族なんです! わたしを陥れるための人殺しなど、容易いのですよ!」

裁判長「証人! 本当に、貴方は凶暴なんですか!?」

成歩堂(どういう質問だよ……)

悟空「オラ、たしかにサイヤ人だけど、悪いことはしねえぞ!」

フリーザ「どうでしょうかねぇ。信じてよいものか……いかがですか?」

御剣「ぐっ……た、たしかに、彼はサイヤ人であり、サイヤ人は極悪な民族だと聞いている……」

御剣「だが、個体差はあるはずだ……現に彼は、地球のためにピッコロ大魔王を……!」

フリーザ「そのピッコロ大魔王という方を詳しくは存じせんが、おそらく孫悟空が殺したのでしょう?」

悟空「ああ! ピッコロ大魔王はオラが倒した! この拳で、貫いてやったんだ!」

フリーザ「その場合はどうですか? 殺人、になるのでは?」

裁判長「た、たしかに……冷静に考えてみれば、立派な殺人じゃないですか!」

御剣「異議あり! ピッコロ大魔王は世界を支配すると宣言していた! この場合、正当防衛に……」

御剣「いや、そもそも! この法廷は被告人の殺人容疑について論じる場であり、孫さんの過去は無関係だ!」

フリーザ「ですが、彼が自身の目的の為に人殺しも厭わないことは理解していただけたでしょう?」






55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:06:38.688 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「きっとわたしが同じ立場であれば、ピッコロ大魔王さんを説得するでしょうねぇ」

フリーザ「説得が通らなければ、組み伏せることに尽力します。決して、殺そうとはしない」

フリーザ「どうですか? 弁護人?」

成歩堂「……え? あ、はい! そうなんです!」

成歩堂「人畜無害に見えた孫さんは、実は極悪非道なサイヤ人としての本能を隠し持っています!!!」

成歩堂「被告人に罪を着せるため、被害者を殺害し、虚偽の証言をしてる可能性は十分にあります!!!」

御剣「異議あり! 根拠のない言いがかりだ!」

成歩堂「異議あり! そもそも、証言に偏った言いがかりみたいな審議を始めたのは検察側の方です!」

御剣「っぐ……」

裁判長「たしかに、今回の法廷は証拠品の提出が少ないというか……一切ありません」

成歩堂「あ、一応ペラペラな資料を出しましたけど……」

裁判長「なにか理由があるのでしょうか」

御剣「……理由も何も、今回は捜査を一切していない。証拠品を出せるわけがないのだ」

裁判長「そ、捜査を……していない?」

成歩堂「異議あり! 捜査をしてないって! け、検察側の、あれです! 職務怠慢です!」






56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:08:19.603 ID:Ju2WlNDU0.net

なんだこれめっちゃ面白いぞwww






58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:14:10.901 ID:Djj7+UuF0.net

御剣「決して、怠慢ではない! 正確には、『まだ捜査をしていない』だ!」

成歩堂「一緒じゃないか! 何で捜査してないんだよ! ダメだろ! そんなの!」

御剣「……現場がどこにあるか、忘れてはいないだろうな。成歩堂」

成歩堂「現場? そりゃあ、ナメック星……あっ」

御剣「そうだ。ナメック星。つまり、異星だ。地球からナメック星まで、最新鋭の宇宙船を使っても6日かかる」

裁判長「そ、そんなに!?」

御剣「孫さんが被告人を警察へ連行したその日に出発した捜査隊は、未だ帰ってきていない」

成歩堂(イトノコ刑事……)

フリーザ「たしか、地球では序審法廷制度という制度に則って裁判を行っているようですねぇ」

フリーザ「最長で3日……捜査隊が戻ってくる前に、この裁判は終わりを迎えるようです」

御剣「だからこそ、孫さんの証言はこの法廷において揺るぎ無いものであるべきだった……それなのに」

フリーザ「下等な猿の証言に頼るしかなかった心中、お察ししますがね。ホーッホッホ!」

成歩堂「そもそも、捜査が終わってないのに審議を始めちゃ駄目じゃないですか……!」

裁判長「そ、それは……フリーザ様がなるべく早く開廷するようにと、進言されたので……」

成歩堂(脅されたのか……簡単に屈っしそうだもんな、この人……)






60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:18:23.987 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂(……この裁判、今は弁護側に有利に進んでいるようだけど……)

成歩堂(僕はフリーザさんのことを、本当に信じて良いのだろうか……)

成歩堂(孫さんが嘘をついているようには決して見えない……だけど、それを証明する根拠は無いし……)

成歩堂(……ん? そういえば)

成歩堂「あの、資料によれば、現場には被告人と証人・被害者以外に、もう2人いたはずですよね」

裁判長「ええ。たしか……フルートさんに、お米さんでしたか」

御剣「ピッコロさんと悟飯くんのことだろうか」

裁判長「そうです、その2人」

成歩堂(少ない登場人物の名前くらい覚えておいてほしいな……)

成歩堂「はい。その2人から証言は得られないのですか?」

御剣「ム……ピッコロさんは犯行当時気を失っている。証言のしようがない」

成歩堂「じゃあ、悟飯さんは……?」

御剣「……孫悟飯くん、孫さんの息子さんは、まだ5歳の少年だ」

成歩堂「ま、まだ幼稚園児じゃないか……!」

裁判長「ううむ、新たな手掛かりは期待できませんな」






63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:20:26.400 ID:v1gcOTqO0.net

あの時の悟飯って5歳だったのか…






66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:24:51.936 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂「ですけど、このままでは審議は平行線です。少しでも可能性があるなら、証言を聞くべきなのでは……?」

裁判長「これは驚きました。現場にいた証人を新たに召喚することは、弁護側にとって不利になるかもしれないのですよ?」

成歩堂「ま、まあそれはそうなんですが……」

成歩堂(そもそもフリーザさんはどうも信用できないしなぁ……)

御剣「検察側は同意する。孫悟飯くんを証人として入廷させる許可をいただきたい」

裁判長「いいでしょう」

フリーザ「おやおや、この法廷にもう一匹猿を入れるとは……弁護人、あなたはわたしの味方なのではなかったのですか?」

成歩堂「貴方が殺していないというなら、問題はないでしょう。僕は真実を明らかにする努力をするだけです」

フリーザ「貴方はやはり相当なお馬鹿さんなようです。まあいいでしょう。孫悟空の息子に何ができることやら」

御剣「それでは、証人。名前を言ってもらえるだろうか」

悟飯「は、はいっ。えっと……孫悟飯です。よろしくお願いします」

裁判長「これはこれは、どうも。礼儀正しいですな」

真宵「悟飯くん、かわいいなぁ。連れて帰りたいね。ね、ナルホドくん」

成歩堂(誘拐の同意を求められてもな……)






68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:33:06.850 ID:Djj7+UuF0.net

裁判長「それでは、孫悟飯くんに証言してもらいましょう。よろしいですかな?」

悟飯「わ、わかりました」


証言開始

悟飯「フリーザがお父さんの元気玉を受けても平気だったのを見て、僕すっごく驚きました」

悟飯「ピッコロさんがやられちゃって……フリーザはとても怒っているように見えました」

悟飯「お父さんは僕たちを逃がそうとしたんだけど……間にあわなくて……」

悟飯「クリリンさんを宙に浮かせて……爆発させたんです……!」

悟飯「嘘なんかついてません! 僕、ちゃんと見ました!」

裁判長「ふうむ……孫さんと言っていることは同じようです」

御剣「つまり、それが事実だということだ」

成歩堂(壮絶な証言だったな……僕が5歳のときにそんな現場を見たら一生のトラウマになりそうだけど)

裁判長「それでは弁護側は尋問を始めてください」

成歩堂「はい」






69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:36:33.198 ID:Djj7+UuF0.net

悟飯「フリーザがお父さんの元気玉を受けても平気だったのを見て、僕すっごく驚きました」

悟飯「ピッコロさんがやられちゃって……フリーザはとても怒っているように見えました」

成歩堂「待った! 怒っていた。フリーザさんがかい?」

悟飯「は、はい。僕たちを皆殺しにしそうなぐらい……」

成歩堂(それは凄い怒りようだな……)

フリーザ「攻撃を受けて怒らない人などいないでしょう?」

成歩堂「怒っていたことは認めるんですか?」

フリーザ「ええ。ですが、ほんの少しです。 孫悟空の息子の証言は、誇張が入っていると思いますねぇ」

フリーザ「皆殺しにするなんて、とんでもない」

成歩堂(まあ、痛い思いをすれば誰だって怒るよな……)

成歩堂「ありがとう。証言を続けてくれるかな?」

悟飯「は、はい」






70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:40:30.393 ID:Djj7+UuF0.net

悟飯「お父さんは僕たちを逃がそうとしたんだけど……間にあわなくて……」

悟飯「クリリンさんを宙に浮かせて……爆発させたんです……!」

成歩堂「待った! ……………ち、宙に浮かせて……?」

悟飯「は、はい」

成歩堂「えーっと……それは、何かの比喩かな?」

悟飯「……?」

成歩堂(あれ、おかしなこと聞いたかな)

御剣「成歩堂、尋問は明確にしろ。比喩とはどういうことだ?」

成歩堂「あ、いやだって、人が浮くわけないよなーと、思って」

悟飯「浮きますよ。ほら」

ヒュィィィィン

成歩堂「えっ! ええええええええええええええええええええええええッ」

真宵「いいなぁ、舞空術。わたしも霊媒の修行と掛け持ちで舞空術の練習しようかなぁ」

御剣「この通り、人が浮くなど造作も無い」

成歩堂(ぶ、ぶくーじゅつ……? 今日一日でどれだけの常識が覆されるんだ……?)






71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:43:43.938 ID:RdUz7NNW0.net

久々に良ssスレ






72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:45:08.731 ID:Djj7+UuF0.net

フリーザ「異議あり」

裁判長「!? ……な、なんでしょうかな、フリーザ様」

フリーザ「今の証言、わたしには反論がありましてねぇ。よろしいでしょうか?」

裁判長「は、はあ、まあ。それでは、どうぞ」

成歩堂(一応弁護人は僕なんだから、飛び越さないでほしいな……)

フリーザ「わたしは確かに、宙に浮けますがね」

成歩堂(当然のように飛べるのか……)

フリーザ「他人を浮かすなど、できないのですよ」

御剣「……なに?」

フリーザ「体内のエネルギーをコントロールし、自身を浮かせることは容易ですが」

フリーザ「他人を浮かせるなど、不可能ですよ。それではまるで、念力ではありませんか」

裁判長「ね、念力……? 御剣検事、舞空術と他人を浮かせる術は別々のものなのですか?」

御剣「……舞空術については見識が無く、答えようがない。自分が浮けるなら他人を浮かせることもできると思っていたが……」

フリーザ「とんでもない。他人を浮かせるなど、そんな超能力じみたこと、非現実的です。ねえ?」

成歩堂(『ねえ』と言われても……アンタ自体が非現実的だろ……)






73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:45:42.631 ID:ZmKwmjgvd.net

着地点が見えないな






74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:46:29.975 ID:RvV2qqb20.net

舞空術なだけに






75 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:50:18.442 ID:Djj7+UuF0.net

悟飯「う、嘘だ! お前がクリリンさんを!」

フリーザ「言いがかりです。わたしが地球人を宙に浮かせた? 手品でもしていたというのですか?」

フリーザ「ならばそのタネを検察側に提示してもらいたいですねえ」

御剣「っぐ……!」

悟空「あのよ、ちょっといいかぁ?」

裁判長「孫さん? なんですかな。貴方の証言はもう終了していますが」

悟空「でもよお、じっちゃん。オラ、超能力をつかうやつ知ってっぞ?」

裁判長「なんと……! 超能力の存在を立証できると言うのですか!?」

御剣「それは本当ですか!?」

悟空「ああ。餃子ってやつが超能力を使えんだ」

成歩堂「ま、まさか! 本当に超能力が……!?」

御剣「孫さん! その餃子という方を、ここへ呼んでいただけないだろうか!」

悟空「あー、わりーけどそりゃ無理だ。餃子は死んじまってるから」

御剣「なっ!」

成歩堂(無茶苦茶言ってるぞ、あの人……)






76 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:55:02.804 ID:2uGKUEeT0.net

面白いな
逆裁にありそうなシュールさに引き込まれる






77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 22:55:50.626 ID:Djj7+UuF0.net

裁判長「故人ですか……それは、ちょっと」

フリーザ「孫悟空の世迷言はほっておきましょう。とにかく、私は他人を浮かせることなどできません」

フリーザ「もしわたしが地球人を浮かせたというなら、その方法を示していただかないと」

フリーザ「ああ、その後の爆発についても同様です。遠くのものを内部から爆発させるなんて、私にはできませんからねえ」

御剣「そ、それは……!」

裁判長「どうやら、ここまでのようですな。検察側が、他人を浮かせ爆発させる方法を提示できない限り」

裁判長「被告に犯行は不可能だったということになります」

御剣「ま、待っていただきたい!」

フリーザ「おやおや。方法が分かったのでしょうか?」

御剣「むっ……それは、まだだが……」

フリーザ「ホーッホッホ! お話になりませんねえ」

悟飯「うう……そんな、酷い……! クリリンさんを殺したのは、あいつなのに……!」グスン

真宵「悟飯くん、可哀想……。ねえナルホドくん! なんとかならないの!?」

成歩堂(真宵ちゃん、最初はフリーザさんの味方だったのに……でもたしかに)

成歩堂(このまま終わりじゃ、あんまりだよな……)






79 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:00:28.900 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂(だけど、捜査の結果は期待できない……証言ももう聞ける人全員から聞いた……)

成歩堂「……ん?」

成歩堂(待てよ……まだ、いるじゃないか! 証言を聞いていない、重要人物が!)

裁判長「検察側に異議がないのであれば、本法廷はこれで」

成歩堂「異議あり!!! まだ、この法廷で披露されていない、重要な証人の証言があります!!!」

御剣「成歩堂……? どういうつもりだ?」

裁判長「まさか弁護側から異議が出るとは。すでに、全ての人物から証言を得ていると思いますが……」

裁判長「いいでしょう。それでは、我々が証言を聞くべき人物、提示してもらいましょう」

成歩堂「くらえ! それは、被害者のクリリンさんです」

御剣「なっ」

裁判長「なっ、なんですっとおおおおおおおおおおおおッ!?」

フリーザ「ホーホッホ、何を言い出すかと思えば、死人に口なしという言葉を地球人は知らないのでしょうか?」

成歩堂「普通なら、そうです。ですが、その死人の口になることのできる人物が、この法廷にはいるんですよ」

真宵「えっ!? そうなの!? 誰!?」

成歩堂(………真宵ちゃんのことなんだけど)






81 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:02:02.630 ID:RvV2qqb20.net

鼻がなくなるかも






84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:05:58.242 ID:Djj7+UuF0.net

成歩堂「僕の横にいる綾里真宵は、霊媒師です。この法廷でも何度か、披露しましたね」

裁判長「ええ、たしかに……ま、まさか!」

成歩堂「そのまさかです。真宵ちゃんに、クリリンさんの魂を呼んでもらいましょう!」

フリーザ「ば、馬鹿な……! そんなこと、できるはずが……!」

成歩堂(フリーザさんが初めて動揺を見せた……!)

成歩堂「真宵ちゃん、できるよね?」

真宵「うーん。どうだろう。たぶんできる……と思うけど。ハゲるのかぁ……でも、まあいっか」

成歩堂「よろしいですね? 裁判長」

裁判長「え? ま、まあ。検事側が認めるのであれば」

御剣「……霊媒による証言に良い思いではないが……致し方あるまい」

成歩堂(DL-6号事件のことか……)

真宵「それじゃ、やってみるね」






87 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:11:04.072 ID:Djj7+UuF0.net

クリリン「……ん? あれ、ここ、どこだ? うわっ、なんだこのヘンテコな服!?」

悟空・悟飯「「 クリリン(さん)!!! 」」

クリリン「悟空! 悟飯! そっか、ドラゴンボールで生き返らせてくれたんだな!? ってことは、フリーザも悟空が」

フリーザ「……こんなバカな!」

クリリン「うわあああ! フリーザ!? ま、まだ生きているじゃないか!」

成歩堂(ま、真宵ちゃんがハゲた……! それに、は、鼻が、なくなっちまったぞ!?)

御剣「あ、貴方がクリリンさんだろうか」

クリリン「え? あ、俺? はい、そうですけど……」

御剣「ここは地球の法廷。今、フリーザ様が貴方を殺害した容疑について、審議を行っている」

クリリン「えっ。俺を殺した容疑? 容疑も何も、実際俺はこいつにぶっ殺されたんすよ?」

フリーザ「きええええええええええええええっ」

成歩堂(驚くほどあっさり決着がついたな……)

御剣「フッ……どうだろうか。これで被告の犯行が立証されたわけだ。これ以上ない方法でな」

成歩堂(さっきまで冷や汗かいてたくせに……)






88 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:12:49.611 ID:zWFhsnA10.net

きえええええワロタ






89 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:13:42.247 ID:GWale5BNd.net

まよいちゃんが死んじゃう!






91 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:16:38.698 ID:Djj7+UuF0.net

裁判長「どうやら、これで決まったようです」

成歩堂「はい」

御剣「当然の結果だ」

裁判長「それでは、被告人・フリーザ様に判決を」

フリーザ「ふざけるなよ……!」

裁判長「え?」

フリーザ「虫けらども……この僕を有罪……? ふざけるな、絶対に許さんぞ……!」

成歩堂「あの……フリーザさん? なんか口調が変わってますけど……それに、心なしか筋肉が隆々に……」

ゴゴゴゴゴゴ

フリーザ「きええっ!」

ドガーン

成歩堂「ぐわあああああああああああああっ」

御剣「ぬああああああああああああああっ」

裁判長「ひえええええええええええええっ」






92 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:17:40.417 ID:A7mQ7x+T0.net

係官出番だぞ





93 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:17:42.641 ID:2uGKUEeT0.net

こんな感じになるのは分かってたのにワロタ






95 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:20:44.713 ID:Djj7+UuF0.net

悟空「フリーザァ!!!」

ギュイイイン

成歩堂(な、なんだなんだ!? 孫さん、急に金髪になったぞ!? 何が起きてるんだ!?)

フリーザ「貴様らのようなゴミがこの僕を裁こうなどとすることが間違いだったんだ!!!」

悟空「おめえの負けだ! フリーザ!」

フリーザ「この僕が負ける……? フフフ、僕が負けるだと? そんなこと、あっていいはずがないんだー!!!」

悟空「バカヤロー!!!」

ギュオオオオオオオン

裁判長「せ、静粛に! 静粛に!」

御剣「法廷が崩れるぞ!」

真宵「ん~……あれ、もう終わったの? クリリンさんうまく呼べてた?」

成歩堂「あ、真宵ちゃん! 早く逃げないと!」

真宵「きゃー! かめはめ波だ! ナルホドくん、カメラ持ってる!? 記念撮影しよう!」

成歩堂「それどころじゃないだろ! う、うわあああああああああああああああああああッ」






96 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:23:34.267 ID:DbnfasbA0.net

ゴクウたちといっしょにいるとナルホドがナルトに空目する






97 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:25:09.219 ID:t9R+WmN60.net

てか真宵ちゃんが毎回被害者にはなれないようになってるのが凄い






98 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:26:16.617 ID:Djj7+UuF0.net

――――――

成歩堂「うわあっ」

ガバッ

真宵「あ、起きた。おはよー、ナルホドくん」

成歩堂「こ、ここは……事務所? ……今までのは……ゆ、夢? はぁ……そりゃそうだよな」

真宵「すごいうなされてたね」

成歩堂「うん……凄い夢を見たよ……バトル漫画みたいな……」

真宵「良かったじゃない。きっと、あれのおかげだよ」

春美「『……俺は宇宙一なんだ……! だから……だから貴様はこの俺の手によって、死ななければならない……』」

成歩堂「……はみちゃんは何をしてるんだ?」

真宵「わたしが貸してあげた漫画を読んでるの。熱中するとつい音読しちゃうんだってさ」

春美「『俺に殺されるべきなんだーーーっ!!!』 まあ酷い! 極悪非道とはこのことですっ! 許せませんとも!」

成歩堂「はみちゃんに漫画を貸してあげるときはもっと穏やかなものにしようよ……」

END






101 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:27:38.902 ID:RvV2qqb20.net

はみちゃんかわいいな






105 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:29:29.997 ID:onRt86mY0.net

このシュールさ、逆転裁判だな






106 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:33:12.675 ID:v1gcOTqO0.net

夢オチかww
面白かったわ乙






102 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:27:57.463 ID:/Jecs50I0.net

おもしろかった






104 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:28:35.848 ID:2uGKUEeT0.net

別の漫画もやって欲しいな
なんなら別のジャンルとか






110 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/26(日) 23:54:13.425 ID:YwMKl72Y0.net


逆転裁判もっと増えろ











記事編集元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1437908598/
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